国際会議テクニック:その3 日本人のDNAとメンタリティ

日本人の特性に、「発言が控えめ」、「はっきり話さない」ということがあります。これらの背景には、「自己」の据え方が関係しているようです。この特性は一体どこで生み出されたのでしょうか?

歴史との関係

遠い昔、聖徳太子の時代にさかのぼってみると、聖徳太子は特に「和」を大切にしていたことが分かります。「和を持って貴しとなす」という言葉からもわかるように、その時代にはすでに和を尊ぶ文化ができ上がっていたようです。

ポルトガル宣教師をはじめ、日本へ渡ってきた多くの外国人が、日本人のこうした特性について書いています。古代書をひもといてみると、その昔から、日本人は彼らとは違い、感情を抑制し、控えめで、思慮深いと言われていたことが分かります。

古代書に書かれている「村の寄り添い」の様子からも、日本人の特性がよく分かります。日本人は、他人の話であっても「言わなくともわかる」ため、理解してもらいやすかったと書かれています。

反対意見が出ても、しばらく放置しておく。賛成意見が出てもしばらく放置しておく。そして最終的には、最高責任者が決めるようであった。と書かれているようです。

こうしたことを分析してみると、日本人の特性は、何百年もかけてDNAとして形成されてきたことが分かります。

日本人のメンタリティと人間関係

日本人はよく人間関係の中で、個人の異質さがあった時にはタテマエを作って繋がりを共通性のあるものにしようとします。実際は異質なのが普通ですが、はっきりと明確になりそうになると、そうした傾向が大きくなります。

このことに関しては、多くの専門家が同じようなことを述べています。それらをまとめてみると、日本人のメンタリティについては次のようなことが言えます。

  • 相手と自分は同じ存在である
  • 同じ存在でなければいけないから、相手との違いを良しとしない
  • 相違があれば、全人格的かかわりを避ける

こうしたメンタリティは、ビジネスの現場でも現れてきます。外国人から見た日本人のミーティングの場での姿は、こうしたメンタリティを現していることでしょう。

ミーティングで必要な

  • 自分の意見を主体的にまとめる力
  • 自分の意見を他の人の前で発表する力
  • 「論理」を形成したり、分析したり、再構成したりする力

は、こうしたメンタリティではなかなか身につきません。日本人がグローバルコミュニケーションで弱いのは、こうしたことが原因であると考えられます。

ではどうしたらよいのか?

このテクニックの一部を、この部で紹介していきます。

 

 

 

 

 

 

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