「グローバルパーソンとはなんですか?」

こんな質問をよく受けます。

グローバル人とは、日本人としてのアイデンティティを生かしながら、世界へ羽ばたける人だと思っています。この、「日本人のアイデンティティを生かしながら」、これが一番、日本人一般には難しいことであるように思えます。

日本人は文化を大切にする

日本人は節目を大切にします。でも、どうして大切にするのかを考える人は余りいないでしょう。かつて定められた通過儀礼を、自然としっかりと現代も守り続けています。

一つ一つの節目には意味があり、人々の思いや願いが込められているからですね。農作物意外に、資源の少ない日本人は昔から、神に祈って豊作を祈ってきました。日本人はもともと、そうやって目に見えないパワーを信じてきました。

日本文化の孤立

日本は島国であり、資源の少ない小さな国ですが、その中でも、何年もの間、他国に支配されることなく文化を守り続けてこられたのは、この個性ある文化が一つあると言えます。

同じ島国である英国との違いは、日本人が全ての時代を統一したという点です。英国は、島国で、日本と共通する点も多いですが、文化や考え方の点では大陸文化であり、日本とは異なります。

戦いもあれど、お互いに助け合い分け合うことで、和を作り、団体の一体感で勝ち残ってきたのが日本人です。それは、日本が独特な文化を大切にしていたからこその力であり、忘れてはいけない一面です。

大陸とは真逆の感覚

しかし、隣の人が敵という大陸の考え方とは間逆である「和」の考え方が、時には損を招くこともあります。

例えば、日本では当たり前とされている「気遣い」。それを「あなたの為にしました。」と実際に言うことは、日本ではちょっとした押し付けがましさを感じられますが、外国では、言わないと通じなく、何も意味をなさないものだったりします。

また、「角を立たせないために言わない」に関しては、単純に「意見のない人」「自分で考えられない人」とマイナスなイメージとなったりもします。

大陸では、いかに自分をアピールするかということも大事になってくる文化があります。

極端すぎない自己アピールは必要

では、どうしたら、日本のアイデンティティを活かしながら、グローバル人になるのか。それは、日本人らしさをアピールすることです。

例えば、一つ一つの行動を説明するのが、一番確実です。

「日本人は節目というものを大切にするのだ。何故かと言うと、こうこうこうだから。だから、ここではこうすべきだと考えている」とか、「日本人は、協調性を大切にするのだ。私が意見がないわけではなく、どの意見が一番効率的か、考えているだけ。反対であれば単純に、同意はしない。けれど、日本人としてはノーと言うと、相手を傷つけるのではないかと思うのだよ。」

こう言えば、相手も納得するわけです。

要するに、自分がどうしてこの行動をとるのか?ということをしっかりと説明できれば良いのですね。これで、相手は、「何も考えていない人。」ではなく、「何か考えているけど、気を使っている人」と思います。

ここで後は、「意見を言うことは相手を傷つけることでも打ち負かすことでもなく、合意を探す重要な行為である。」としっかり認識すれば、自然と、日本人らしい国際人スキルが身につくでしょう。

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