日本人には自立心が足りない

日本人の国民性は、グループ社会を重んじ、よく言えば協調性に優れ、悪く言えば人任せなところがあります。自立した考えや行動を持った人はごく一部で、それは珍しいこととされます。

しかし、この【グループ意識】は、グローバルではなかなか通用しません。

個人の意見をはっきりと述べない日本人のことを、外国人は「日本人は自分の意見がない」「人任せである」「興味がなさそう」「子供っぽい」とみなしてしまいます。

誰かに合わせることは簡単ですから、実際に自分の意見を意識して持たないようにしている人も多いことでしょう。

しかし、グローバルで活躍していくのであれば、自分で考えて行動し、一人でも団体でもこなしていける精神的な自立が必須です。

このスキルをどう育てるか、これは一人一人が自分自身で意識を変えていくしかありません。

次のような習慣も、グローバルで活躍するためのスキルを伸ばすのに役立ちます。

  • 問題が起きたとき、まずは自分で解決しようと心がけてみる
  • 報告の際は、物事と自分の考えを述べてみる
  • 普段から自分で物事を決めてみる
  • 会話の切り出しは自分からしてみる
  • 自分で決めたことは責任転換したり他人のせいにしたりしない

こういったことを一人一人がこなすことができれば、自立した企業として、グローバル企業からも信頼を得ることができるのではないかと思います。

グループ社会に対する世界の目

協調性の面でいうと、非常に良い面である「グループ社会」ですが、良くない面としては一人一人が弱く見えてしまうことです。

ミーティングにしても、日本人は意見を述べるときに「私は~」ではなく、「我々は~」と述べてしまいがちです。そのため、世界からは「日本は個人の意見がない」と思われてしまい、信頼を遠ざけてしまいます。

一人一人が弱く見えてしまうと、個人としての信頼が得られず、会社の信頼が得られないことにつながります。そうなれば、ビジネス交渉どころではないでしょう。

一人一人が自立しつつ、協調しながら共同作業をすることが大切です。「自立しないで人任せのほうがいい」、「多数いれば安心」という感覚を忘れなければいけません。

とにかく、覚えておかなくていけないことは、「自分」の意見ではなく、「その他大勢」の意見を述べることほど説得力の低いものはないということです。したがって、自分の意見を強く出しつつ、「会社」としての意見も強く出すことが重要です。そして、その「意見」も論理的でなければならず、感情的であってはいけないというのが、国際人としての鉄則ともいえるでしょう。

「周りとは違う個人」が沢山いる企業ほど、「アイディアに優れている」「多様性のある人をまとめられる人がトップにいる」と世界からも評価されるのです。

 

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